ラブリーベイベー

らぶりーでべいべーなぶいしっくすの天使ちゃんの舞台感想。




H23.11.20(Sun)
東京グローブ座プレゼンツ「ラブリーベイベー」
大阪シアタードラマシティ 昼公演 の感想です。


・ツボポイント
最初の山手線ゲームが可愛かったです。「ゴレンジャー・・・」っていう今日子ちゃんかわww
んでもって「紫レンジャー・・・」っていって遥に「一気!一気!」って言われる恋司もカワいいw

あとは愛斗と恋司の服の投げ合い。
旭と旭がナンパした男に気付かれないように服を投げる愛斗。
間違って自分の服を投げちゃって、いそいで恋司が返したら旭の方に飛んでっちゃうというw
しかも恋司がガタガタいわせてるときに頑張ってこけてごまかす愛斗も愛しい。

線香花火も笑いました。切ないシーンではあるんだけど、愛斗の火種をバンバン奪いにいっちゃう恋司くんめっちゃおもしろい(笑)
しかも時間割愛のために、「まだ終わってないけど終わりー!」とか恋司が言ってるっていうww

今週のネクジェネで長野くんが言ってた意味がわかりました。
「会場の笑い声が優しい」って。すごい見ている人がほのぼのでした。

・涙
聖さん演じるほうの愛斗が、恋司に手紙を読むシーン。
「これが夢ならば、ずっと覚めないで欲しいなぁ、なんて思ってます」
聖さんの声がすごく優しくて、その後に泣いちゃう恋司を優しく撫ぜる姿は母親でした。

あと、個人的に一番切なかったのは今日子ちゃん。
まぁ後々書きますけど、気持ちがよく分かったんですよね。

あと、ラストの愛斗が消えるシーン。しかも2人そろって。
取り残された恋司の鳴き声が切なかったです。



・考察、感想、見解
全体的に、綺麗な話。あと、思ったより「普通の恋愛」でした。
パンフでも言ってたけど、相手の性別とかではなくて、存在そのものが好き、って感覚です。

まず旭と耕介。2人とも相手を想いすぎてるが故に、というか、信じたいんだけど信じられない理由があるわけで、2人ともお互いが大好きで仕方ない(例えばキスと水のシーンだとか)んだけど、耕介からしてみれば、浮気ばっかりしちゃう旭よりも安定して信頼できる木下さんに魅力を感じちゃったんだと思います。旭のほうも、耕介の事が大好きだけど、いないと違う人を求めてしまう、っていう・・・。でも、ほんとは信じて欲しくて、「こんなことしてもいいくらい、お前の事がすきで仕方ない」っていう意思表示でああいう行動にでてしまった・・・・。あのシーンは衝撃でしたね。

遥と香純には未来がありましたね。遥の浮気に対する説明も納得いきましたけど。あの2人のケンカは、愛故だったと思いました。それに、ケータイのロックの番号。「なんで1218なの〜???」って遥が泣きまくりでしたね。自分の気持ちをバンバン伝える遥と違って香純は言わないタイプだからこその愛情表現というか・・・

今日子ちゃん、切なかったです。相手に想いを一直線に伝える性格じゃないから、すごくつらかったんじゃないかな。私たちで言う、片想いの相手の彼女(ここでいう遥・香純)の恋愛相談にのってるわけなんだし。でも、優しい性格だから、相談に乗ってしまう。ほんとは香純と遥には戻って欲しくなくて。相談にのって、遥に抱きしめられて、尚更つらいんじゃないかな、って。遥の、「あたしね、すっごい香純のこと好きなのね」のままの口調で、「わたしね、すっごい遥のこと好きなのね」って恋司にいうシーンが切なかったな。

恋司は、愛斗がいなくなっちゃったらどうすれば良いのか分からなくて、どうしても愛斗に逢いたくて小説の続きを書いて、過去に囚われていたんだとおもうとすごく切なかった。
「おれ、愛斗がいないとどうすればいいのか分かんないよ」「お前と2人じゃなきゃ意味ないでしょ」「結婚したい」・・・とか、言うけれど。きっとその言葉は愛斗にとってすごくすごくつらかったんだろうなぁ。
聖さん演じる女愛斗は、恋司にとっての、「愛斗をこれだけ愛していた」という想いの具現化なんでは、と思いました。はっきり言うと、男愛斗はいうほど見た目の言い訳でもなく、お酒もたばこもやめられないダメ男ですけど、女愛斗は誰が見ても美人で優しくて。つまり恋司にとっては、男愛斗も女愛斗と同じ美しさを持ってた、って事になるんだと思いました。
「もう一年だけ一緒にいよっか」って言っちゃう愛斗の気持ちも痛いほどよく分かったし・・・
男愛斗と女愛斗は違うんだけど同じ存在で、男愛斗は恋司を愛しているんだけど、おいて行かなくちゃいけないっていう罪悪感を感じているというか。女愛斗は、自分のせいで過去にずーっと囚われている恋司をさとす母性というか・・・そういう感じでした。
愛斗が消えちゃう場面では、残された恋司の泣きじゃくる声が離れません。たとえ演技でも健ちゃんの涙は見たくないです・・・。
原稿をベッドの上に置くシーン。「かけたら最初に見せてね」って言った愛斗に、愛斗のいた位置におく、っていうのがすごく切なかった。
あと、ラストシーンが好きでした。ふーっ、って煙を吐いてせき込む恋司。愛斗の吸ってたセブンスター。「愛斗と同じ」を共有しているというのが、恋司にとって愛斗はかけがえのない存在で、とても、とても大切だったんだな、と思いました。朝の光にあたってる恋司が2次元並みに美しかった・・・!

私は、同性愛者ではないので、同性愛者のかたがこの舞台を見られてどう想われたのかは分かりませんが、私にはとても良い舞台、切ない舞台だったと思います。

・BGMとかよかったなぁ。
最初に大音量でかかってるBJCよかった!にこ健で健ちゃんが言ってた意味理解。
あと多分これから私はヒルクライムの春夏秋冬が聞けない。((

・衣装!
健のズボンがスキニー仕様が多くて、足まじでコンパスだった!
まりかちゃん、じゅりさん、聖さん、すごい綺麗!!

・カーテンコール
全部で4回あって、最初の2回は全員で、後の2回は健ちゃんのみでした。
走りかためちゃ可愛かったんですけど・・・・!
みんなスタンディングオベーションでしたよ!

・私的にはすごく好きな話でした。もう一回見に行きたいなぁ・・・

・グッズ、フライヤー
パンフは内容もよかった・・・!
パンフ

全部写真好みだった!

フライヤー!
シアタードラマシティの気遣い(笑)剛健並べてくるとか神だww

ついでに金閣寺のフライヤーももらってきた!
でも少ないからすぐ無くなってた。よかった^^

まぁ長々書きましたが、こんな感じです。
私は好きだった。もう一回見れる事なら見たい舞台でした。
健ちゃん、永二さん、他キャストのみなさん、お疲れ様でした(*^_^*)