舞台「夜中に犬に起こった奇妙な事件」

たいへんご無沙汰です…!

昨日、4月26日に我らがもりごー主演の舞台、
「夜中に犬に起こった奇妙な事件」を観劇してきました!

以下ネタバレ多量に含む感想文を羅列いたします\( 'ω')/



舞台は日本、静岡。
主人公はアスペルガー症候群の少年、山口幸人。

まず私にはアスペルガー症候群の知識が全くなかったのですが、
その分理解しようと思いながら観劇することができました。

ただの教室のセットが、ドア枠フレームやいす、机の移動によって、
街にも駅にも東京にも変わってしまうっていう演出が印象的で、
なんだか教室が宇宙みたいに広がってるみたい!と思いました。
あれも一種のメタファー?

そして物語の最後に幸人が飼うことになる犬「ベージュ」。
茶色と黄色が嫌いな幸人なのにベージュって、
それは何か嫌いなことを克服するきっかけ、もしくはそれの暗示なのかな、
と考えたり。

全くかみ合わないおばあさんと幸人の会話、
自閉症の子供を持つ周りの人の葛藤、
そういう子供を傍観する側の感情…
どれもリアリティがあって、なのにどこからが幸人の
本から作り出された舞台なのか、本当のことなのかの境界線が
非常に曖昧で、見てる側も翻弄されてたような感じ。

駅で困ってる幸人に聞こえる先生の声、お父さんの声。
そういうのもすごく印象的だったなあ!

私の持った印象としては、
一番幸人を理解していたのは案外瑛子先生なのかも?

そしてそして何より!カーテンコールですよカーテンコール!
まさか数学検定準一級がこれの伏線だったとは…!
ぶいしっくすも何も関係のないところで踊るもりたさんを目の当たりにできたことは
本当に驚きでそしてなぜだか
「すごいだろ!これがもりたごうだぜ!」
という妙に誇らしい気持ちになりました(笑)
数学は苦手なのですが、幸人くんの楽しそうな笑顔が見れて嬉しかった!

好きなところばかり羅列してみました
ごうくんの舞台を見に行ったのは初めてだったのですが、
そりゃ虜になっちゃうよなあ、な3時間でした
素敵な時間をありがとう!